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  • マンデリンの焙煎度の考察
Café 2kasaの焙煎の基本方針として「お客様に望まれた焙煎度にローストして販売」とさせて頂いております。

なので、お店側から焙煎度を押し付ける事は避けたいと思っていますので、どんな豆種でどんな焙煎度でもご希望頂ければ焙煎して販売させて頂いておりましたが。

現在Café 2kasaが在庫している「マンデリンクィーンスマトラスクリーン18」を「現在Café 2kasaが使用している焙煎器」の組み合わせで「現在のCafé 2kasaの焙煎レシピ」で焙煎する場合は「中深煎り/FullCity」のは焙煎度のみとさせて頂きたいと思います。

その理由は、、、

例えば上記の深目三焙煎の中の最も浅目に当る「中深煎り/FullCity roast」の、一段分焙煎が浅目の「中煎り/City roast」で焙煎した時に。

焙煎者として「どうしてもあと一段分だけ焙煎を深く火を通したい」と想ってしまうからです。

いや、別にシティでも十分に美味しくて決して不味くなんてありません。

でも、だけど、折角このマンデリンを淹れて飲んで美味しく味わって頂くのなら「中深煎り/FullCity roast」が最もマンデリンという生豆の個性と優位性を発揮させて上げられるのにと想ってしまいます。

自分の手で焙煎して、その焙煎豆を自分の手で淹れて飲んで味わって来て感じた事は、、、

「酸味や甘味を味わいたい系の生豆」の場合は、当然浅煎り~中煎りが適してるのですが、でも深煎り系にしても「しっかりとした苦味と共に酸味と甘味も残っている」という味わいとして成立すると思いました。

でも「苦味やコクを味わいたい系の生豆」の場合に、浅煎り~中煎りの焙煎にローストしても存在意味や意義が薄いと思うんです、何故なら元々酸味と甘味に個性が薄い生豆を、なおかつ浅煎りにして苦味とコクまでも薄くした焙煎にしてしまうと「何の個性も取り柄も無く成っちゃう」焙煎に成ってしまいます。

そんなマンデリンに対して可愛そうな立つ瀬の無い立場に追い込むような仕打ちと成る焙煎をするのは、真面目に精魂込めて生産されてる生産者さんに対しても、申し訳ないと焙煎者としてとても心が痛むのです。

なので、焙煎者として焙煎度を勝手にお客様に押し付けてしまうという事に成ってしまいますが、、、

焙煎者として心が切なくて辛いので、マンデリンは「中深煎り/FullCity roast」のみの販売とさせて頂ければと願います。

ワガママ言って申し訳ありませんが宜しくお願い致します/(_ _)\

※追記、、、

100人いれば100人が感じ求める美味しさが有ます、例え他の99人が良しとしても、実際に味わうのは結局本人お一人なのです、ならば最終的には味わったお客様が美味しいと感じた物が最善です、Café 2kasaとしてはそのような基本理念の元に、可能な限り100人の方の100通りの美味しさに応えられるよう「丁寧を持って最善を尽くす」方針で焙煎頑張りますので宜しくご愛好をお願いいたします。

ただ、マンデリンの焙煎度を「フルシティ」のみの選択にする事と、全豆種の「シナモン」の焙煎度の煎り止めは何卒ご理解下さいませ<(_ _)>